口臭の原因

一言に口臭と言っても原因は様々

口臭について考えてみてください。小学生の頃や、中学生の頃にはあまり気にも留めませんでしたよね。いや、今は小学生からケアしているのかもしれませんが、いずれにしても子供の頃や若い時には、気にしたにしてもそんなに自分の口が臭うという事は無かったのではないでしょうか。

 

これには、自分の口臭には鈍感だという場合も考えられますが、往々にして、年齢を重ねるごとに口臭は増していくという現象が考えられます。なぜ、その様に加齢に伴って口の中の匂いが増すのでしょうか。それは、口の中の状態、つまり口腔内環境を考えると理由が解ります。

 

口の中には、細菌が沢山存在しています。これは、聞けば驚く数です。歯科医や歯科衛生士など、歯科関係者にとっての歯磨きというのは、この口の中の細菌を減らす事を差しています。つまり、口腔内の細菌の増殖を防ぐために、食べカスなどを除去するという事です。

 

この細菌が増殖してしまうと、口臭の原因となってしまいます。細菌には種類があって、好気性菌と嫌気性菌とがあります。読んで字のごとく、口臭を生みだす原因となるのは嫌気性菌ですね。この菌は、臭いの元となる揮発性硫黄化合物を生み出します。

 

この化合物は、メチルメルカプタン、硫化水素、そしてジメルサルファイドなどが含まれますが、硫黄…と聞いて思い浮かぶのは、硫黄成分が多い温泉の匂いかもしれません。有名な所に○津温泉がありますが、この温泉街は硫黄の匂いで充満しています。想像してみてください。自分の口の中で、あの硫黄の匂いが次から次へと生産させている…そんな状況なのですね。

 

この細菌の特徴は、唾液の量が減ると増える、という事です。ここで加齢が出てきます。年齢を重ねると、口腔内に分泌される唾液の量がどんどん減っていきますので、当然ながらこの細菌が増えるのです。

 

しかし、この細菌による口臭は安心して良いと言えます。なぜなら、きちんとした歯磨きなどの口腔内のケアで、この細菌の増殖を抑える事が出来るからです。そうすれば、自然と口臭ケアを行っている事になります。

 

これとは違い、アセトンやアンモニア、またはジメチルアミンと言った要素が原因による口臭があります。これらの口臭は、口の中が原因なのではなく、糖尿病、または肝機能障害、さらには腎機能障害と言うような病気に起因しています。

 

また胃腸障害の場合は、腸内にある悪玉菌がその原因に挙げられます。いずれにしてもこれらの内臓疾患に起因する口臭は、いくら歯磨きなど口腔ケアに気を遣っても解消するものではありませんし、硫黄の匂いだけではなく、魚が腐敗した様な、いわゆる悪臭が伴います。

 

ですから一言に「口臭」と言っても、その原因によって対処方法が違いますので、きちんと原因を見定める必要があると言えるでしょう。